「オリジナルTシャツを作りたい!」という人は、自分のお気に入りを身につけたいという人ですよね。
自分が好きなデザインのオリジナルTシャツを着れば、気分も上がります。
でも、オリジナルTシャツを作る際には注意点もありますので、今回はその注意点について解説します。
デザインに関する著作権にも注意が必要ですし、作成にあたってキレイなデザインにするための注意点もありますので最後までチェックしてみてくださいね。
目次
オリジナルTシャツを存分に楽しむために!
自分の好きなデザインでオリジナルTシャツを作るなら、思う存分に楽しみたいですよね。
そのTシャツを着るだけでテンションが上がるようなオリジナルTシャツを作れれば、きっと毎日が楽しくなるはずです。
そのためにも、Tシャツ作成にはさまざまな注意点がありますので、この記事でしっかりと確認しておきましょう。
オリジナルTシャツを作るなら著作権に注意!
オリジナルTシャツを作るのがはじめての人は、著作権についてあまり意識していないかもしれません。
しかし、オリジナルTシャツを作る上で非常に重要なことなので、しっかりチェックしておきましょう。
著作権・肖像権・商標権などに注意
自分が好きなアニメなどのキャラクターがオリジナルTシャツになったら、テンションが上がりますよね。
しかし、すべてのキャラクターには著作権が存在します。
個人が作成したキャラクターも、その本人に著作権があるため、その人の許可なしに使用することはできません。
また、芸能人や有名人などの写真や名前、キャッチフレーズなども許可なく使用することが禁じられています。
肖像権や商標権などの侵害にあたる可能性があるからです。
気持ちの中ではいくらリスペクトしていても、残念ながら勝手に使用してグッズを作ってはいけないのです。
ちなみに、肖像権はすべての人にあるため、一般人でも他人の写真を勝手に使用することはできません。
アイドルコンサートでは規制がある場合も
アイドルのコンサートに行くと、オリジナルTシャツを着ている人を見かけますよね。
しかし、どんなデザインでも作って良いわけではありません。
とくにアイドルのコンサートでは、規制がある場合も多いです。
たとえば、ラメなどのキラキラしたデコレーションをした「うちわ」は使用NGなので、Tシャツにも規定があるかもしれません。
せっかく作ったのに、コンサート当日にNGが出たらショックなので、あらかじめ事務局などに問い合わせておくと良いでしょう。
アイドルの写真を使用することは基本的にNGなので、写真をプリントするのは少なくともNGの可能性が高いです。
販売目的の場合はとくに注意
自分が着て楽しむためにオリジナルTシャツを作る場合は、作成業者がOKすればとくに問題はないでしょう。
しかし、販売目的でオリジナルTシャツを作る場合には、とくに注意が必要です。
たとえば、作成業者が用意しているTシャツを使用するなら問題はありませんが、持ち込みでブランドTシャツにオリジナルプリントを施すことはNGとされています。
営利目的で使用することを想定していないことや、ブランドイメージを損ねる恐れなどが考えられるためでしょう。
その他にも、著作権にはより一層の注意が必要になりますし、パロディやオマージュなどの改変もNGです。
社名やロゴも対象
キャラクターだけでなく、社名やロゴなども著作権の対象になります。
前述のとおり、改変もNGです。
これもやはり、ブランドイメージを損なう恐れがあるためと考えられます。
CMなどのキャッチフレーズも使用不可のため、オリジナルTシャツを作成する場合にはさまざまなことに注意する必要があります。
オリジナルTシャツを作る際のデザインやプリントの注意点
オリジナルTシャツを作る際に注意することは、著作権などの権利関係だけではありません。
デザインの再現性や金額などにも気をつける必要があります。
Tシャツ作成業者によって技術が異なりますし、自分のデザインの完成度もTシャツの仕上がりに関わってきます。
では、オリジナルTシャツを作る際のデザインやプリントの注意点を5つご紹介します。
写真は解像度に注意
オリジナルTシャツを作る場合、家族の写真やペットの写真をプリントしたい場合もありますよね。
かわいい子どもやペットの写真は、できるだけキレイにプリントしたいものですが、解像度によっては鮮明にプリントできない場合があるため要注意です。
解像度の数値が高いほど、写真を鮮明にプリントすることができます。
一般的には、350dpi以上であれば解像度が高く、キレイに写真をプリントすることが可能です。
たとえば、元画像の解像度が基準値に達していても、写真を拡大して引き伸ばしてしまうと解像度が下がり、写真が荒くぼやけてしまいます。
最近は、画像を修正できるソフトやアプリがたくさんありますので、解像度を編集して基準値に達した状態で業者にデジタルデータを入稿することをおすすめします。
画像データを業者に入稿し、デザインが確定した後では変更ができない場合が多いため、最終確認をしっかりしておきましょう。
Tシャツのカラーがデザインに映ることがある
オリジナルTシャツのデザインをプリントする際、Tシャツのカラー選びも重要です。
なぜなら、Tシャツのカラーがデザインに映ってしまうことがあるからです。
デジタルデータ上では思い通りの色味が出ていたとしても、Tシャツの色がプリントしたデザインに映って思い通りの色味を表現できない場合があります。
特殊な加工をすることで、デザインの色をしっかり表現することが可能なので、完成イメージを確認することも大切です。
場合によっては追加料金が必要になる場合もありますが、特殊加工の料金も含まれている業者もあります。
また、Tシャツのカラーと似たような色のデザインは、同色化して見えづらくなってしまうため、やはり注意が必要です。
たとえば、白地のTシャツに白色のデザインは反映されませんのでご注意ください。
デザインの線が不鮮明になることも
オリジナルTシャツのプリント方法によっては、デザインの線が不鮮明になることもあります。
とくにシルクスクリーンプリントの場合は、デザインの線が細すぎたり、細かすぎるデザインではキレイにプリントすることができません。
一般的には、デザインの線や、線と線の幅が2mm以上ないとキレイにプリントすることができない場合が多いでしょう。
Tシャツの大きさとデザインの大きさのバランスに注意
気に入ったデザインが完成し、完璧なデータを入稿したとしても、Tシャツの大きさによっては見え方が異なる場合があります。
どういうことかというと、Tシャツの大きさとデザインの大きさのバランスが合っていないと、デザインの印象が違って見えてしまうのです。
「デザインの大きさはこれくらいがいい」と思っても、実際にTシャツの上にデザインをのせてイメージを確認しなければ、失敗してしまう恐れがあります。
たとえば、同じ大きさのデザインでも、大きいサイズのTシャツではデザインが小さく見えて、小さいサイズのTシャツではデザインが大きく見えてしまうのです。
そのため、やはり完成イメージをしっかりと事前に確認しておくことが大切です。
プリント方法によって金額が大きく変わる
オリジナルTシャツを作る際は、どのプリント方法で何枚のTシャツを作成するのかを決めておくことが大切です。
なぜなら、プリント方法によって金額が大きく変わる場合があるからです。
たとえば、もっともプリント品質が良いと言われている「シルクスクリーンプリント」は、1枚のオリジナルTシャツを作るためのプリント方法としては高額すぎます。
プリント方法の性質上、1つのデザインごとに職人さんが版を作成するため、製版代がかかってしまうのです。
業者によっても金額は異なりますが、1つの版の料金は3,000円~8,000円くらいが相場です。
そのため、1枚しかオリジナルTシャツを作らないのであれば、高く見積もると1万円程度になってしまう場合があります。
逆に、インクジェットプリントの場合、1枚であれば1,000円以下でオリジナルTシャツを作ることも可能ですが、大量にオリジナルTシャツを作りたい場合にはシルクスクリーンプリントよりも割高になる可能性があります。
このように、プリント方法によって金額が大きく変わるため、「オリジナルTシャツを何枚作りたいのか」を先にしっかりと決めておくことが大切です。
オリジナルTシャツを楽しむために注意点に気をつけよう!
オリジナルTシャツを作る際の注意点についてご紹介しました。
キャラクターや芸能人などの著作権や肖像権、商標権などの侵害に注意することはもちろん、社名やロゴなどの使用にも気をつけましょう。
また、著作権だけでなく、デザインの見え方やプリント料金なども事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
せっかくお気に入りのデザインでオリジナルTシャツを作っても、思い通りに完成しなければ意味がありません。
思う存分、オリジナルTシャツを楽しむためにも、さまざまな注意点に気をつけて作成しましょう。