「オリジナルTシャツを自作したい!」と思っても、はじめての場合には何からすれば良いのか迷ってしまいますよね。
とくに気になるのは、デザインのプリント方法ではないでしょうか?
Tシャツにプリントする方法はさまざまな種類がありますが、自作する場合にはどのプリント方法がベストなのかわからない人も多いと思います。
そこで今回は、オリジナルTシャツを自作する場合のプリント方法について解説します。
すてきなオリジナルTシャツを作って着て、毎日を楽しみましょう。
目次
オリジナルTシャツを自作するなら、どんなプリント方法があるの?
オリジナルTシャツを自作する場合、どのようなプリント方法が可能なのかご紹介します。
アイデアがあれば、自分なりにいろいろなプリント方法を試すことができます。
でも、オリジナルTシャツを作るのがはじめての人は、良くわからないと思いますのでここでご紹介します。
インクジェットプリント
オリジナルTシャツを自作する際に、もっとも一般的なプリント方法が「インクジェットプリント」です。
「転写シート」というものを購入し、自宅にあるインクジェットプリンターで印刷します。
プリントされた転写シートを、そのままTシャツに貼りつけて転写させるプリント方法です。
簡単にTシャツにプリントできる方法ですが、問題が2点あります。
デザインが反転してしまう
1つめは、デザインを印刷し、そのままTシャツに転写するとデザインが反転してしまうことです。
これを防ぐには、デザインデータの時点で反転させるか、プリンターの設定で反転した印刷をする必要があります。
パソコンの使用に慣れている人なら簡単にできますが、あまりパソコン操作に慣れていない人の場合はむずかしいかもしれません。
色味を再現するのがむずかしい
2つめは、元データの色味をそのまま再現するのがむずかしいことです。
デジタルデータの時点では希望通りの色でも、それをTシャツにプリントすると微妙に色の出方が異なってしまうのです。
これはTシャツの色がデザインに映ってしまったり、プリンターの性能によっては画面上の色と異なってしまったりするためです。
思い通りのデザインを思い通りの色で再現するためには、プロの技術が必要になります。
そのため、こだわりのTシャツを作りたい人は業者に依頼するのがおすすめです。
アイロンプリント
オリジナルTシャツを自作するなら、アイロンプリントがもっとも簡単な方法です。
最近は100円ショップでもさまざまなアイロンプリントを購入できますので、そのままアイロンでTシャツに貼りつけるだけでオリジナルTシャツを作れます。
オリジナルのデザインをプリントしたい場合には、先ほどご紹介した「転写シート」を使えば可能です。プリント方法は、インクジェットプリントと同じです。
ステンシル
オリジナルTシャツを自作したい人は、ステンシルという方法でプリントすることも可能です。
ステンシルとは、型をつくり、その切り抜きの中に色をつけていく方法です。
本来のステンシルは、ステンシル特有の文字やデザインを施していく技術が必要ですが、型を簡単に作成する方法もあります。
こちらも100円ショップなどでおしゃれなステンシル文字の型を購入できますので、型を作成する手間も技術も必要ありません。
ステンシルプリントのメリットは、型があれば同じデザインを何度でもプリントできることです。
また、ステンシルはTシャツだけでなく、木材やプラスチックなどにプリントすることもできます。
それぞれの素材に対応している塗料があれば、同じデザインをさまざまなグッズに施すことも可能です。
オリジナルTシャツを自作するなら「ステンシル」がおすすめ!
オリジナルTシャツを自作するなら、今回ご紹介したプリント方法の中でも「ステンシル」がおすすめです。
その理由をご紹介します。
簡単におしゃれなプリントができるから
ステンシルプリントをおすすめする理由は、簡単におしゃれなプリントができるからです。
あらかじめ出来上がっているステンシルの型を使えば、誰でも簡単にプリントすることが可能です。
しかも、自分好みのおしゃれな型を見つければ、簡単なのにすてきなオリジナルTシャツを作ることができますよ。
安くオリジナルTシャツを自作できるから
オリジナルTシャツを自作したい人は、できるだけ費用を抑えたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
ステンシルプリントのメリットは、安くオリジナルTシャツを作れることです。
100円ショップで材料を揃えれば、最安値でオリジナルTシャツを作ることができます。
最近は無地のTシャツも100円ショップで購入できるので、うまくいけば300円でオリジナルTシャツを作ることも可能ですよ。
くり返し同じデザインをプリントできるから
ステンシルプリントは、何度でも同じデザインをくり返しプリントできることがメリットです。
複数枚のTシャツに同じプリントをすることができるので、誰かとお揃いのオリジナルTシャツを自作することも可能です。
また、Tシャツだけでなく、さまざまな物に同じデザインをプリントできるので、お気に入りのデザインのグッズをたくさん作ることができますね。
洗濯などで劣化しにくいから
ステンシルでTシャツにプリントする際には、水に強い塗料を使います。
そのため、洗濯などで劣化しにくいこともおすすめする理由の1つです。
たとえば転写プリントやアイロンプリントの場合、洗濯によって剥がれてしまったり、シワくちゃにしたときにデザインがひび割れてしまったりすることも少なくありません。
その点ステンシルなら、好きなデザインを長持ちさせることが可能なのです。
ステンシルプリントでオリジナルTシャツを自作する方法
では、ステンシルプリントでオリジナルTシャツを自作する方法をご紹介します。
あらかじめ準備しておくものがありますので、ここでチェックしておきましょう。
プリント方法はいたって簡単ですので、安心してくださいね。
ステンシルプリントに必要なもの
まずは、ステンシルプリントに必要なものを準備しましょう。
必要なものは、以下の5つです。
上記のアイテムについて、順番に解説していきますね。
ステンシルシート
まず1番大事なのが、ステンシルシートです。
ステンシルプレートとも呼ばれています。
ネット通販や100円ショップをはじめ、クラフトショップやホームセンターなどで購入できます。
デザインを決める大事なアイテムなので、好みのデザインのものを選びましょう。
塗料
オリジナルTシャツに使用できる塗料は、水に強いものでなければいけません。
おすすめの塗料は、「アクリル絵の具」です。
一見、水性絵の具のようですが、水に強く洗濯しても落ちにくいことがポイントです。
または、100円ショップなどで購入できる「布用スタンプ」もおすすめです。
スポンジに塗料が染み込んでいるので、筆やスポンジが不要でそのまま塗れるのがポイント。
より手軽にオリジナルTシャツを作りたい人におすすめです。
必要に応じて筆やスポンジ
アクリル絵の具で色をつける場合には、筆やスポンジが必要です。
筆で塗るとムラができてしまう場合もありますが、スポンジなら独特のかすれ感が出て、おしゃれに仕上げることができます。
レトロな雰囲気のTシャツを作りたい人におすすめです。
マスキングテープ
マスキングテープは、ステンシルシートを固定するために使います。
手で押さえながら色をつけることも可能ですが、万が一ズレてしまったら大変です。
また、完全に乾くまで放置する必要があるため、その間にステンシルシートが動いてしまうのを防ぐためにも必要です。
必要に応じてドライヤー
ステンシルプリントをする際に、もっとも失敗しやすいことが「乾く前にステンシルシートを剥がしてしまうこと」です。
この失敗を防ぐためには、ドライヤーで早く乾かすこともおすすめです。
風通しの良い場所で、半日もしくは一晩くらい放置しておくのがおすすめですが、どうしても早く乾かしたい場合にはドライヤーを使用してみましょう。
ステンシルプリントのやり方
いよいよステンシルプリントのやり方について解説します。
簡単ですので、手順にしたがって丁寧に作業していってくださいね。
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STEP1Tシャツを平らな場所に広げます。
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STEP2ステンシルシートをお好みの場所に置きます。
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STEP3マスキングテープで固定します。
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STEP4塗料をくり抜き部分につけていきます。
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STEP5乾くまで動かさずに放置します。
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STEP6完全に乾いたら、ステンシルシートをゆっくりと剥がします。
すてきなオリジナルTシャツを作って毎日を楽しもう!
ステンシルプリントで、オリジナルTシャツを自作する方法についてご紹介しました。
他にも自作する方法はありますが、ステンシルがもっともおすすめのプリント方法です。
準備するものも少なく、安くオリジナルTシャツを作れます。
また洗濯にも強く、劣化しにくいこともメリットです。
おしゃれなデザインを簡単にプリントできるのも大きなメリットですので、ぜひステンシルですてきなオリジナルTシャツを自作してみてくださいね。