Tシャツを作る

2色以上のプリント代は高くなる?オリジナルTシャツに安くプリントする方法

オリジナルTシャツを作りたいと思ったら、最初に考えるのが「どんなデザインにするか」ということですよね。

でも、デザインに使用する色が2色以上だと、プリント代が高くなってしまう場合があることをご存知でしょうか?

そこで今回は、どのような場合にプリント代が高くなってしまうのか、どのようにすれば安くできるのか、についてご紹介します。

好きなデザインでオリジナルTシャツを作るためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。

オリジナルTシャツのプリント方法はいくつか種類がある

はじめてオリジナルTシャツを作る人は、どのようなプリント方法があるのかわからない場合も多いと思います。

業者に依頼してオリジナルTシャツを作る場合には、業者によって対応しているプリント方法が異なることもあります。

一般的なプリント方法は、以下の4つです。

  • シルクスクリーンプリント
  • インクジェットプリント
  • カッティングプリント
  • 転写プリント

ちなみに「転写プリント」には、「昇華転写(プリント)」と「フルカラー転写(プリント)」があります。

昇華転写はTシャツの肌ざわりを損なわないプリント方法で、フルカラー転写はシールを貼りつけたような手触りが特徴のプリント方法です。

細かく分けるとさまざまなプリント方法があり、それぞれに仕上がりのイメージが異なります。

そして、プリント代も異なるのです。

また、プリント方法によって1枚あたりの単価も異なります。

プリント方法によっては注文枚数が多いほど1枚あたりの単価が安くなったり、何枚プリントしても料金が変わらなかったりします。

では、仕上がりイメージや料金を踏まえて、どのプリント方法でオリジナルTシャツを作れば良いのでしょうか?

オリジナルTシャツのおすすめプリント方法は「シルクスクリーン」

お気に入りのデザインでオリジナルTシャツを作りたいなら、高品質のプリント方法で作成したいですよね。

上記でご紹介したプリント方法のうち、もっとも一般的なのが「シルクスクリーンプリント」です。

シルクスクリーンプリントは、プリント品質が上質であることが特徴のため、オリジナルTシャツを作る際のおすすめのプリント方法なのです。

では、シルクスクリーンとはどのようなプリント方法なのか詳しくご紹介していきます。

シルクスクリーンプリントの特徴

シルクスクリーンプリントとは、版を作って版画のような要領でTシャツにプリントを施す方法です。

もっとも一般的なプリント方法で、プリント品質も高いため、アパレル業者でも使用しているプリント方法です。

シルクスクリーンプリントには、デザインをTシャツにプリントするための「版」が必要になります。

製版代は3,000円~8,000円と幅があり、業者によって異なります。

シルクスクリーンプリントのおもな特徴は、発色が良く、仕上がりがキレイなことです。

色褪せしにくく、洗濯しても劣化しにくいため、デザインが長持ちしやすいことも特徴の1つと言えるでしょう。

インクの種類も豊富なので、お好みの色合いをキレイに再現することも可能です。

2色以上使うと高くなる

シルクスクリーンプリントは高品質であることがメリットですが、2色以上使うとプリント料金が高くなってしまうことがデメリットです。

2色以上使うと料金が高くなる理由は、1色ごとに版を作る必要があるからです。

つまり、多色使いでシルクスクリーンプリントをする場合は、いくつかの版を組み合わせて、1つのデザインを完成させているのです。

ただし、同じデザインで違う色を使用する場合には、同じ版を使うことが可能です。

その場合の料金が割高になるか、同色の場合と同じになるかは、業者によって異なることがあるため確認しておきましょう。

2ヶ所以上・大きなデザインの場合も高くなる

ほとんどの業者では、2ヶ所以上にデザインを入れる場合には追加料金が必要になり、1ヶ所のプリント代よりも高くなります。

その理由は、1デザインごとに版を作る必要があるからです。

ただ、業者によっては1つの版で複数の小さなデザインを作成できる場合もありますので、業者に問い合わせてみると良いでしょう。

また、デザインの大きさも料金に関わっていて、デザインが大きいほどプリント代が高くなります。

使用する版の大きさやインクの量が異なるからです。

取り揃えている版の大きさは業者によって異なるため、サイズの種類や最大サイズの大きさなどは業者によって異なります。

「サイズ違いのTシャツに同デザインの印刷」でも高くなる場合がある

通常であれば、同じデザインで同じ色のプリントなら、版は1つしか必要ありません。

しかし、デザインのサイズが大きい場合、小さいサイズのTシャツではデザインがはみ出してしまい、プリントできないことがあります。

つまり、同デザイン・1ヶ所プリント・1色なのに、2つの版が必要になる場合があるのです。

そのため、通常よりもプリント代が高くなってしまうことがあります。

とくに、大人用のTシャツと子供用のTシャツに同じデザインをプリントする場合には、注意しましょう。

意外と盲点ではありますが、サイズ違いのTシャツに同じデザインのプリントをする場合には、「一番小さいサイズのTシャツに合わせてデザインの大きさを決める」ことが大切です。

2色以上のプリントでオリジナルTシャツを安く作る方法

「たくさんの色を使ってカラフルなTシャツを作りたい!」という場合、どうすれば安く作ることができるのでしょうか?

シルクスクリーンプリントで料金をできるだけ安くする方法と、他のプリント方法で安くする方法をそれぞれご紹介します。

少しでも希望に近いデザイン・色でオリジナルTシャツを作りましょう。

予算内で何色使えるか検討する

できるだけ安くオリジナルTシャツを作りたいと思いつつも、ある程度は「1枚あたりの料金はこれくらいまで」という予算が決まっているのではないでしょうか?

もしそうであれば、予算内で何色使えるのか検討してみると良いでしょう。

シルクスクリーンプリントは印刷品質が良いため、Tシャツのプリント方法としてはおすすめだからです。

ただし、シルクスクリーンプリントは職人さんが1つ1つ手作業でプリントする方法のため、印刷技術が業者によって異なる可能性があることは頭に入れておきましょう。

30枚以上の注文から安くなる場合が多い

先ほど「製版代は3,000円~8,000円」とご紹介しましたが、シルクスクリーンプリントは一度版を作ってしまえばくり返し使えるため、注文枚数が多いほど1枚あたりの単価が安くなります。

たとえば1枚しか注文しない場合には、製版代+印刷代+Tシャツ料金などを含めた金額になるため、1万円を超えてしまうこともあります。

いくら気に入ったデザインのTシャツでも、1枚の料金にしてはちょっと高すぎますよね。

しかし、大量に注文すれば1枚あたりの単価が500円程度になる場合もあります。

シルクスクリーンプリントは、注文枚数によって大きく料金が異なります。

では、他のプリント方法と比較して、シルクスクリーンのほうが安くなるボーダーラインは何枚くらいなのでしょうか?

業者によって料金は異なりますが、一般的には30枚以上の注文から割安になると言われています。

シルクスクリーンは高品質で長持ちするプリント方法のため、30枚以上注文する予定であれば、シルクスクリーンプリントを選ぶことをおすすめします。

インクジェットプリントを選ぶ

2色以上のプリントが希望で注文枚数が少ない場合には、シルクスクリーンプリントではなく「インクジェットプリント」を選ぶことをおすすめします。

インクジェットプリントとは、Tシャツに直接インクを吹きかけるプリント方法のことです。

インクジェットプリントならフルカラー印刷が可能のため、何色使っても同じ料金です。

つまり、1枚の注文でも30枚の注文でも、Tシャツ1枚あたりの単価は同じになります。

ただし、先ほどもご紹介したように30枚以上の注文なら、シルクスクリーンプリントのほうが1枚あたりの単価が安くなる可能性があります。

そのため、ボーダーラインが何枚なのかを確認することが大切です。

業者によって料金が異なりますので、それぞれの公式サイトで1枚あたりの料金を確認しておきましょう。

希望通りの色を使ってオリジナルTシャツを作ろう!

オリジナルTシャツをプリントする際、2色以上使うとプリント代金が高くなることについてご紹介しました。

業者に注文する前に、まずは

  • 「どんなデザインにするのか」
  • 「何色使いたいのか」
  • 「何枚のTシャツを注文するのか」

を決めておきましょう。

それによって料金が大きく異なる可能性があります。

オリジナルTシャツの作成料金については業者によって異なるので、それぞれの公式サイトをチェックしておくことをおすすめします。

希望通りの色で、オリジナルTシャツを格安で作りましょう。

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